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投資はいくらから始められる?少額で始める考え方
① 結論:「いくらから」は商品によって違う
まず全体像をつかむために、代表的な方法ごとの「必要な金額の考え方」を表にまとめます。金額は商品や金融機関によって変わるため、具体的な最低金額は、利用を考えている金融機関の案内で確認することが前提です。
| 方法 | 必要な金額の考え方 | 確認先 |
|---|---|---|
| 投資信託の積立 | 最低金額は販売する金融機関が決めており、少額から設定できる場合がある | 各金融機関の案内 |
| 国内株(通常の売買) | 売買は100株単位。「株価×100株」が目安になる | 東京証券取引所(日本取引所グループ) |
| 国内株(単元未満株) | 100株に満たない数の株を、証券会社を通じて売買する方法。取扱いは証券会社により異なる | 各証券会社の案内 |
| NISA | 年間の上限は決まっている(下限は制度上は示されていない)。実際の最低金額は金融機関しだい | 金融庁、各金融機関 |
| iDeCo | 掛金は月5,000円以上、1,000円単位 | iDeCo公式サイト |
次の章から、商品ごとに順番に見ていきます。
② 投資信託:少額から積み立てられる場合がある
投資信託とは、たくさんの人から集めたお金をまとめて、専門家が株式や債券などに投資する商品です。商品の選び方については投資信託の選び方|信託報酬・純資産総額の見方で整理しています。
最低金額は「金融機関が決めている」
投資信託を毎月一定額ずつ買い続ける「積立」では、1回あたりの最低金額を、販売する金融機関が設定しています。会社によっては、100円や1円といった少ない金額から積立を設定できる場合があります。一方で、1,000円以上など、もう少し高い最低金額を設けている場合もあります。金額の下限は会社によって異なるため、「どこでも100円からできる」とは言えません。口座を開く前に、各社の案内で確認してください。
つみたて投資枠の対象商品は条件が決まっています
NISAの「つみたて投資枠」で買えるのは、金融庁の資料では「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」と説明されています。信託契約期間が無期限または20年以上であること、毎月分配型でないこと、購入時の手数料がゼロであることなどが要件として示されています。最低いくらから買えるかは金融機関ごとの取扱いになります。
- 毎月100円ずつ積み立てると、1年間の積立額は1,200円です
- 毎月1,000円なら年1万2,000円、毎月5,000円なら年6万円です
- 積立額が小さいと損益の金額も小さくなりますが、元本割れの可能性がなくなるわけではありません
積み立てる投資の考え方や、価格が変動する中で買い続ける方法については積立投資とドルコスト平均法|初心者にやさしい投資の始め方も参考になります。
③ 国内株:「100株単位」と、少額で買う方法
東京証券取引所では100株単位で売買する
日本取引所グループ(JPX)の公式ページでは、東京証券取引所での売買は各上場会社が定めた「単元株式数」を単位として行われ、内国株では100株単位で取引されていると説明されています。売買単位は、2018年10月1日をもって100株に統一されました。
このため、通常の国内株の売買に必要な金額は「株価×100株」が目安になります。次の数字は説明用の架空のものです。
- 株価が1,000円の株を100株買うなら、約10万円(1,000円×100株)
- 株価が3,000円の株なら、約30万円(3,000円×100株)
なお、東京証券取引所は、上場会社に対して「望ましい投資単位の水準」として50万円未満を示しています(JPXの「売買単位の統一」に関するQ&Aより)。これは上場会社への目安であり、実際の必要金額は、買いたい株の株価で確認してください。
100株に満たない株を買う「単元未満株」
JPXの用語集では、「単元未満株式」を「単元株制度において1単元に満たない数の株式」と説明しています。1単元が100株の会社であれば、1株〜99株がこれにあたります。議決権の存在を前提とする権利を除き、基本的に1単元以上の株式と同様の権利が与えられるとされています。
証券会社を通じて単元未満株を売買できるサービスは、「ミニ株」「S株」など、会社によってさまざまな名前で提供されています。JPXの用語集では「株式ミニ投資制度」として、単元株の購入に満たない少額の資金で株式投資を行える仕組みと説明されています。ただし、取扱いの有無、対象の銘柄、手数料、注文の方法は証券会社によって異なります。通常の100株単位の売買とは条件が違うことがあるため、利用前に各社の案内をご確認ください。
④ NISAとiDeCo:金額の上限と下限
NISAは「上限」が決まっている
金融庁のNISA特設サイトでは、新しいNISAの金額について、次のように示されています(2026年10月時点で確認した内容)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| つみたて投資枠の年間上限 | 年120万円(月に直すと10万円) |
| 成長投資枠の年間上限 | 年240万円 |
| 2つを併用した場合の年間上限 | 年360万円 |
| 生涯の非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) |
対象年齢は、通常は18歳以上です。2027年1月からは、つみたて投資枠の年齢要件が撤廃され、0歳〜17歳もNISA口座を開けるようになると案内されています(未成年者の年間投資枠は60万円)。詳しくはこどもNISAとは?2027年開始の新制度をわかりやすく解説をご覧ください。
ここで大切なのは、これらは「最大でいくらまで使えるか」という上限であり、「最低いくら使わなければならない」という決まりではない点です。金融庁のNISA特設サイトのページには、最低投資額の記載は見当たりませんでした。上限の範囲内で、いくらを使うかはご自身で決められます。実際に買える最低金額は、金融機関と商品によって異なります。2つの枠の違いは新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の違いで整理しています。
iDeCoは「月5,000円以上」
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で掛金を出して運用し、老後の資金をつくる制度です。iDeCo公式サイトでは、掛金は月々5,000円以上、1,000円単位で、加入区分ごとの限度額の範囲内で設定できると案内されています。また、iDeCoは60歳にならないと資産を引き出せない年金制度であり、口座にかかる毎月の管理手数料などは金融機関によって異なります。NISAとの違いはiDeCo(個人型確定拠出年金)とは?NISAとの違いと使い分けで扱っています。
⑤ 少額から始める考え方と、少額でも注意したいこと
少額から始めることの意味
少額から始める方法には、次のような特徴があるとされています。
- 仕組みに慣れやすい:口座開設から注文、積立の設定までを、小さな金額で試せます
- 値動きを体験できる:価格の上下を、金額が小さいうちに知ることができます
- 家計への負担を調整しやすい:積立額を生活に合わせて見直せる場合があります
「少額から」と「まとまった金額で」のどちらがよいかは、収入、支出、貯蓄の状況、投資の目的や期間によって人それぞれです。この記事では、どちらがよいかは断定しません。
少額でも注意したいこと
- 手数料の割合:金額が小さいほど、手数料の割合が大きくなる場合があります。購入時の手数料や、保有中の費用(信託報酬など)は事前に確認しましょう。
- 最低購入額と取扱いの条件:最低金額や買える商品は金融機関ごとに違います。
- 分散ができているか:少額だと1〜2つの商品に絞りがちですが、1つに偏ると値動きの影響が大きくなる場合があります。
- 元本割れの可能性:金額の大小にかかわらず、投資した金額を下回る可能性があります。
- 怪しい話に注意:「少額で大きく増える」とうたう勧誘には注意が必要です。見分け方は投資詐欺・怪しい儲け話の見分け方で整理しています。
⑥ 始める前に整えておきたいこと
「いくらから」を考える前に、まず確認しておきたいのが、生活に必要なお金と、投資に回すお金を分けることです。急な病気や失業などに備えるお金(生活防衛資金)は、投資とは別に用意しておく考え方があります。目安の考え方は生活防衛資金の考え方|投資を始める前に用意すべきお金で詳しく整理しています。
目標や必要な金額の考え方は、資産運用の目標設定|ライフプランに合わせた投資額の考え方が参考になります。始める時期についての考え方は投資を始めるタイミングに正解はある?年代別の考え方で扱っています。
⑦ よくある疑問
Q. 100円からでも投資を始められますか?
投資信託の積立では、会社によっては100円から設定できる場合があります。ただし、すべての金融機関・すべての商品で可能なわけではありません。国内株を通常の方法で買う場合は100株単位のため、100円では買えません。単元未満株の取扱いがある証券会社では、より少ない金額で買える場合があります。
Q. NISAは、いくら以上使わないといけませんか?
金融庁のNISA特設サイトでは、年間の上限額が示されていますが、最低限使わなければならない金額は示されていません。使う金額は、上限の範囲内でご自身で決められます。
Q. 結局、いくらから始めるのがよいですか?
この記事では、特定の金額をおすすめすることはしません。無理のない金額は、生活の状況や目的によって人それぞれです。迷うときは、金融機関の窓口や専門家にご相談ください。
投資を始めるには、証券会社などの金融機関で口座を開くのが一般的です。広告主の紹介によると、DMM株は初心者向けのサポートに力を入れている証券会社とのことです。取扱商品や最低購入金額、手数料などのサービスの内容や利用条件は、公式サイトでご確認ください。ほかの金融機関が合う方もいますので、ご自身で比べて選んでください。
初心者も安心!サポート充実の【DMM株】 →📌 まとめ
- 「投資はいくらから」の答えは、商品や方法によって違う
- 投資信託の積立は、金融機関によって少額から設定できる場合がある。最低金額は各社で異なる
- 東京証券取引所の国内株は100株単位。通常は「株価×100株」が目安。単元未満株は証券会社により取扱いが異なる
- NISAは年間の上限(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円)が示されている。最低金額は金融機関しだい
- iDeCoの掛金は月5,000円以上、1,000円単位
- 少額でも元本割れの可能性はある。手数料や分散にも注意する
- 先に生活防衛資金を整え、最終判断はご自身で行う
- 日本取引所グループ「売買単位」(内国株の売買制度)、「売買単位の集約に関するQ&A」、用語集「単元未満株式」「株式ミニ投資制度」(2026年10月確認)
- 金融庁「NISA特設ウェブサイト」NISAを知る・NISA制度の概要(2026年10月確認)、「NISAを利用する皆さまへ」(2024年6月版の資料)
- iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)「iDeCoをはじめる」(2026年10月確認)
※この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や個別の投資助言を行うものではありません。制度の内容や取扱いは、法改正や金融機関によって変わる場合があります。実際のお取引は、各公的機関の最新の公表資料、利用中の金融機関、専門家にご確認ください。投資にはご自身の判断と責任で臨んでください。投資には元本割れのリスクがあります。